アルバイトで働くとは
長く続く不況の時代、正規雇用が減少しパートアルバイトで働く人はますます多くなっているようです。
アルバイトという言葉に意味についてここであらためて考えてみましょう。
「アルバイト」はドイツ語のArbeitに由来した言葉で、本来このドイツ語の単語は「労働」を意味する名詞です。
非正規雇用の一種で期間限定の契約で働く従業員をさすものです。
英語では、パートタイムジョブ、サイドジョブと言います。
現在、アルバイトのうちの51パーセントが24歳以下、17.2パーセントが50歳以上となっています。
アルバイトといっても、稼いだ額に応じて税金を納める義務が発生することもあります。
アルバイトの場合、一年間の総収入額によって課税されます。
納税の方法は、会社が給料から前もって引き、本人に代わって納税するというのが一般的です。
一年の収入の合計が103万円以下なら課税の対象にはなりません。
いずれにしても余分に払った場合には年末調整でその分が戻ってきます。
また、アルバイトの場合でも社会保険が関係する場合があります。
まず、「健康保険」です。
この保険料は本人と会社がそれぞれ半分ずつ負担することになります。
加入できるのは、アルバイトの場合二ヶ月以上勤務していて労働時間や労働日数が正規社員の4分の3以上であれば適用されることになります。
次に「厚生年金保険」です。
加入者が高齢になったときや障害を負って働けなくなったとき、また死亡した場合に保険金が給付され本人やその家族の生活を助けるものです。
保険料は本人と会社の半分ずつの負担になります。
アルバイトの場合は、健康保険と同じ条件で加入することができます。
「労働保険」は仕事上のけがや通勤途中の事故など、労働に伴う災害を保険給付金によって補償するというものです。
この保険料は会社側が全額負担します。
労働時間や勤務日数に関係なくアルバイトすべてが加入できます。
「雇用保険」は失業した場合に保険金給付により生活の安定を助け、再就職を促進するものです。
保険料は会社と本人、それぞれが負担します。
アルバイトの場合、一週間あたりの所定内労働時間が20時間以上、一年以上雇用される見込みがあれば加入することができます。
アルバイトやパート職員として働く場合にもこうした福利厚生が適用されるのですから、基本的な情報はしっかりと理解しておきましょう。
そうすれば、いざという時きっと役に立つはずです。